猫描き作家の独り言

きもの好きがきもの染屋になりいつの間にか猫描きになったただの猫好き作家のブログです。

2012年10月20日土曜日

形見の縞更紗

左手を怪我したので、今日1ヶ月半ぶりに着物を着ました

写真では柄が良く見えませんが、着物は仕立て下ろしの師匠のお兄さんの形見の縞更紗。
帯は師匠のお兄さんの奥さまからいただいた更紗の帯師匠が染めた一珍染めの羽織…


お兄さんがお元気な頃、お仕事が終わると良く早苗ちゃん!飯喰いに行こうかって誘って下さいました。

そんなときは夏なら浴衣、袷の季節は紬や染め小紋を必ず意気に着こなして。
そんな中で一番好きな着物がこの更紗でした。

敬造先生にこの更紗を作ってとお願いしましたが、同じ型はもう無く諦めたこともありました。

お兄さんが亡くなって形見分けをしていただいとき、真っ先にこの着物を見つけ、譲っていただきました。

縮緬地の染め小紋を嫌らしくなく、粋すぎもせず、何気なく着こなしていたお兄さんは本当にカッコいい!頑固な江戸っ子の職人でした。

そんな人はどんどん居なくなっちゃうなあ…

淋しーッ


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HP
http://www.some-no-takako.jp/somekobosanae.htm

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