猫描き作家の独り言

きもの好きがきもの染屋になりいつの間にか猫描きになったただの猫好き作家のブログです。

2011年9月17日土曜日

この時期の着物

この時期の着物にいつも迷います。
特に今年は、未だに真夏の暑さ。
いろんな方に伺いますが、バラバラ。
皆さんの共通は、透けもの、紗や上布は流石にもうダメ。
透けない麻や薄手の単衣、明石縮み等が良いですがなかなか持ってないですよね。
私も先週紬の単衣を着て暑さでフラフラになりました。

昨日着物研究家の中谷比佐子さんの事務所にお電話をして、お伺いして見ました。

スタッフのカナちゃんが中谷先生のお考えとして、白っぽくない絽の着物ならお彼岸迄大丈夫。
できれば、秋イメージの柄があれば尚良いですが無ければ帯や小物で、秋を演出したら良いでしょう。
帯は絽塩瀬、塩瀬、ざっくりした厚手の麻等で秋のイメージの柄があれば尚良い。

毎年この時期は確かに悩むのです。
温暖化が進んで、昔の季節感とは全く違っているのに、着物だけは、9月になれば単衣、10月になれば袷、と言うわけには行かなくなっています。
でも、暑くても空気や空の色は確実に秋で、夏盛りの物は何故か寒々しく見えてしまいます。
着物の決まり事に振り回されず、多分其処を工夫するのが着物の楽しみなんでしょうネ

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム