猫描き作家の独り言

きもの好きがきもの染屋になりいつの間にか猫描きになったただの猫好き作家のブログです。

2015年12月19日土曜日

ちあきなおみ

ちあきなおみという歌手が歌の世界からいなくなってもう何年になるのだろう

一般にはコロッケが真似をする黒子の大きい喝采を歌った人という認識程度かもしれ無い
でもあえて言わせてもらえれば、美空ひばりよりずーと歌の上手い凄い歌手だったと私は思う。
ちあきなおみが出始めの頃歌の上手い人はたくさんいた。だから私は当たり前に聞いていた(私も若かったのでGSやフォークに夢中だった)

私が初めてこの人凄いと思ったのは喝采で大ヒットを飛ばしたのに矢切りの渡しという演歌を歌った時。
ドラマの劇中歌だったので、歌手がわからず、演歌嫌いの私が一体誰だろうと物凄く惹かれ、ちあきなおみだろと知った時は本当に驚いた。

その後暫く演歌を歌っていた、彼女がCMで星影のワルツや、黄昏のビギンといった古い日本の歌を元の歌手がわから無いくらい自分のものにし、シャンソンやファドにも領域を広げていくのを見ていた。
なんて凄い人だろうと思っていたのに、彼女は夫の死とともに、歌手をやめた。

今私はyoutoubでちあきなおみの歌にどっぷり浸っているが、本当に凄いのはニューミュージックでも、ポップスでもほと歌を誰が歌ったかわから無いくらい自分のものにしてしまううまさ。

彼女の歌は語りであり、芝居であり、聞いてると情景が浮かんで来る。
私の拙い語彙では言い尽くせ無い、知る限り最高の歌い手
彼女が現役の時、コンサートに行かなかった事を心の底から後悔をしている。

今、母の介護に追われている私の慰めは、ちあきなおみの歌と花🐱

もうあんな凄い歌い手出て来無いんだろうなあ

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